PURE&VIOLENCE
IN THE HOUSE OF BANBOO
相性98% この二人最強。

ヘルドッグス

闇堕ちした元警官:岡田准一×制御不能のサイコボーイ:坂口健太郎

 愛する人を殺されたトラウマを抱え、正義も感情も捨て復讐にのみ生きる元警官・兼高(岡田准一)。そこに目をつけた警察は“関東最大のヤクザ組織へ潜入”という危険なミッションを強要する。潜入のきっかけは、組織の中で最もイカれたサイコボーイ室岡(坂口健太郎)への接触だった。警察のデータ分析によるとその男との相性は98%――。
 監督は『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』と今と昔を切り取ってきた名匠・原田眞人。主演は原田と3度目のタッグとなる岡田准一。その演技力と多彩なアクションで数多の賞に輝く名優が、坂口健太郎と共に既存のイメージを180度変えた、狂おしいほどぶっ飛んだキャラクターに魂を吹き込む。さらに松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶなど日本映画界最高峰のキャスト陣が、クセの強すぎる猛者たちを好演し、予測不能な物語をスリリングに描き出す。最高最強の狂犬コンビが組織をのし上がる、究極のノンストップ・クライム・エンタテイメント!

CAST & STAFF

兼高昭吾 役

岡田准一

Comment

撮影中にこれは完成したらどうなるんだろうと、ずっとシビレてました。
どこにもあてはまらない、とんでもない作品になる事は間違いないと思います。
さすが原田監督!
この時代にこの映画がどう観られるのかそれが楽しみです。

Profile

1980年11月18日生まれ。大阪府出身。95年、V6のメンバーとしてCDデビュー。ドラマ・映画・ラジオ・バラエティなど多岐に渡って活躍。『陰日向に咲く』(08/平川雄一郎監督)、『SP 野望篇』・『SP 革命篇』(10・11/波多野貴文監督)、『図書館戦争』シリーズ(13・15/佐藤信介監督)などで主演を務め13年は『永遠の0』(山崎貴監督)に主演、興行収入87億円の大ヒットを記録した。14年には、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に主演。その他近年の作品に『海賊とよばれた男』(16/山崎貴監督)、『追憶』(17/降旗康男監督)、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)、『散り椿』(18/木村大作監督)、『来る』(18/中島哲也監督)、『ザ・ファブル』シリーズ(19・21/江口カン監督)、『燃えよ剣』(21/原田眞人監督)など。

室岡秀喜 役

坂口健太郎

Comment

室岡という役を考えている時間、乾いた笑顔の裏にある深い闇や寂しさを感じ、その感情を丁寧に、時には刹那的に放出する作業はとても心地の良い瞬間でした。
初めての原田組、この刺激的な現場を室岡として、岡田さん演じる兼高と一緒に潜る時間は、とても豊かな時間でした。

Profile

1991年7月11日生まれ。東京都出身。2014年に俳優デビュー後、『64-ロクヨン-前編/後編』(16/瀬々敬久監督)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。18年に「シグナル 長期未解決事件捜査班」(CX)では連ドラ初主演を務め、 昨年はNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」、「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS)など多くの話題作に出演した。また今年はWOWOWオリジナルドラマ 「ヒル」、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演が決定している。近年の主な映画出演作は『仮面病棟』(20/木村ひさし監督)、『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』(21/橋本一監督)、『余命10年』(22/藤井道人監督)など。

吉佐恵美裏 役

松岡茉優

Comment

台本を読んだ時に、私が平成生まれで、女性だからこそ、今の新しい価値観の子たちが見たときにギャップを感じない、さらに共感を得るキャラクターにできたらいいなと思いました。恵美裏は魅力的で頭が良くて、私も憧れてしまうような女性です。 作品は本当に岡田さんの、日本人最強の動きが随所に、そして今回はもう右にも左にもとても強いキャラクターなので、最強っぷりが堪能できますし、それに食らいついている坂口くんがまたミステリアスで、対比がすごく良いんです!

Profile

1995年2月16日生まれ。東京都出身。2008年「おはスタ」(TX)でおはガールとして本格デビュー後、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)などで注目を集めたのち、『猫なんかよんでもこない。』(16/山本透監督)、『ちはやふる』(16/小泉徳宏監督)で第8回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、第40回山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞。 『勝手にふるえてろ』(17/大久明子監督)にて映画初主演を務め、『蜜蜂と遠雷』(石川慶監督)で第32回日刊スポーツ映画大賞 主演女優賞を受賞している。近年の主な出演作品には『万引き家族』(18/是枝裕和監督)、 『ひとよ』(19/白石和彌監督)、『劇場』(20/行定勲監督)、『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)などがある。

十朱義孝 役

MIYAVI

Comment

十朱は『形でしかない正義や常識』ってものに対して牙を剥き、彼なりの正義を貫き通そうとしている。そこに兼高という自分と同じような匂いのした男が入ってきて、ある種彼に対しての愛が芽生えていく。その中でもちろん疑いもありますし、でも信じたい、愛したいという気持ちと。アンビバレンスな感情の推移というのを描ければ、と思いました。岡田くんは、本当に真面目だし、アクションが好きだなと感じました。音楽番組でしか共演させてもらったことがなかったので、今回改めて作品を通じてやりとりをする中で、あれだけ武術を極め、アクションの振り付けも出演していないシーンにも関わってたりする。映画人としての心意気と、熱いものを感じさせられましたね。本当にエキサイティングな現場で、出演できて光栄でした。岡田くんもそうだし、坂口くんも、みんな気を使いながらも和気あいあいと。実際楽しかったです。大変なシーンもたくさんありましたけど、原田監督と岡田くんの映画作りに対する姿勢がキャスト・スタッフにも共鳴して作り上げられたんじゃないかなと思います。

Profile

1981年9月14日生まれ。大阪府出身。エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに約30カ国 350公演以上のライブと共に、8度のワールドツアーを成功させている。俳優としてはアンジェリーナ・ジョリー監督の映画『不屈の男 アンブロークン』(16)でハリウッドデビューを果たした後、国内では『BLEACH』(18/佐藤信介監督)、『ギャングース』(18/入江悠監督)などへ出演。国外では『キングコング:髑髏島の巨神』(17/ジョーダン・ボート=ロバーツ監督)、『マレフィセント2』(19/ヨアヒム・ローニング監督)への出演がある。

土岐勉 役

北村一輝

Comment

最初に脚本を読んだ時はハードボイルド、男の世界の話なんだと思いました。自分にとっても本当に久しぶりで、少し懐かしいなと思いながら読ませていただいて。その中で土岐という、人間性が結構かっこよかったりする、筋が通っていて、非常に魅力的な役だなと思いました。アクションというのはなにも戦っているところだけのシーンではなく、全体的な動きであったり、その空気感というのを、監督がこだわっていたりしましたので、そこは僕も個人的に見てみたいところです。

Profile

1969年7月17日生まれ。大阪府出身。主演作『日本黒社会 LEY LINES』(99/三池崇史監督)でキネマ旬報日本映画新人男優賞を受賞。その後、活動の場を広げ、NHK大河ドラマ「天地人」(09)NHK連続テレビ小説「スカーレット」(19)などTVドラマにも数多く出演している。主な出演作に『テルマエ・ロマエ』シリーズ(12・14/武内英樹監督)、『猫侍』シリーズ(14・15/山口義高監督)、『億男』(18/大友啓史監督)、『帰郷』(19/杉田成道監督)『フォークロア TATAMI』(19/斎藤工監督)、『るろうに剣心 最終章』シリーズ(20/大友啓史監督)がある。22年の待機作には『沈黙のパレード』(西谷弘監督)が控えている。

衣笠典子 役

大竹しのぶ

Comment

撮影は緊張感があり、映画を撮ってるんだなって実感することが出来ました。
岡田さんは全然変わらず、初めてご一緒した当時に戻ったみたいで楽しかったです。「全く変わってないね」と話したら、私も変わってないと言われて、撮影の合間は色々な思い出話に花を咲かせました。
台本を読むと、とても怖いシーンが次々に出てくるんですけれど、先を読まずにはいられない気持ちにさせられます。出てくるキャラクターも、みんなどこか寂しくて魅力ある人たちなので、とにかく楽しみにしてほしいなと思います。

Profile

1957年7月17日生まれ。東京都出身。1974年「ボクは女学生」の一般公募でドラマ出演。その後、1975年に映画『青春の門 -筑豊編-』のヒロイン役で本格的デビュー。同年、朝の連続ドラマ小説「水色の時」に出演し、国民的ヒロインとなる。以降、映画、舞台、TVドラマ、音楽等ジャンルにとらわれず話題作に相次いで出演している。近年の主な出演作には『のみとり侍』(18/鶴橋康夫監督)、『影踏み』(19/篠原哲雄監督)のほか、『漁港の肉子ちゃん』(21/渡辺歩監督)、『岬のマヨイガ』(21/川面真也監督)などアニメーション作品へも声の出演をしている。

監督・脚本

原田眞人

Comment

初めて「潜入捜査官」の存在を知ったのは10才の頃です。30分ものTVシリーズ「タイトロープ」のニック・ストーンがその「綱渡りの男」でした。演じたのはマイク・コナーズ。声優は田口計。売りはベルトのうしろに隠し持った拳銃。なんてカッコいいんだろう、と夢中になりました。もっとも印象に残ったエピソードは、コートにショットガンを隠し持ったタフな殺し屋とニックの束の間の友情を描いた一編。獰猛ブルドッグ顔の殺し屋が、ニックが潜入捜査官とも知らず、彼を守って闘死する姿に大泣きした記憶があります。男の仁義に泣いた根源の映像が「タイトロープ」だったかもしれません。

もう少し大人になってから見た潜入捜査官映画がサム・フラーの「東京暗黒街・竹の家」。公開当時日本では国辱映画と言われたこともありますが、底流には男のラヴ・ストーリーの要素があって、仇役ロバート・ライアンの存在感とともに近年再評価されている1950年代フィルムノアールの代表作です。ちなみに、フラーは僕の映画の師匠のひとり。しかも、僕の作品をスクリーンで見て論評してくれたこともある男気の人です。

というわけで、映画監督になって以来、いつか必ず「タイトロープ」と「竹の家」を掛け合わせたような、そこにジャン・ピエール・メルヴィルが殴り込んで来たかのような、心底カッケー潜入捜査官映画を撮ってやるぞ、と心に誓っていたわけです。深町さんの「ヘルドッグス」には、そういった気迫が砂漠のネオン・エンパイアのように燦然と輝いていました。兼高と室岡、兼高と十朱、十朱と土岐&熊沢の関係にドキドキしました。「燃えよ剣」で剣技を存分に見せてくれた岡田准一さんに、野獣のごとき鉄拳極道潜入捜査官を演じてもらいたいと熱望し、コロナ禍で苦戦しつつも、ねばりにねばって完成することができました。男たちは美しく滅び、女たちは強く生き抜く、そういう闇の奥の隠し味も是非是非味わってもらいたい、と思っております。

Profile

1949年7月3日生まれ。静岡県出身。黒澤明、ハワード・ホークスといった巨匠を師と仰ぐ。79年、『さらば映画の友よ インディアンサマー』で監督デビュー。『KAMIKAZE TAXI』(95)は、フランス・ヴァレンシエンヌ冒険映画祭で准グランプリ及び監督賞を受賞。『金融腐蝕列島〔呪縛〕』(99)、『クライマーズ・ハイ』(08)、『わが母の記』(12)、『駆込み女と駆出し男』(15)、『日本のいちばん長い日』(15)など数多くの作品を手掛けている。17年に公開した『関ケ原』では第41回日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀作品賞などを受賞。18年公開の『検察側の罪人』、21年公開の『燃えよ剣』の公開が記憶に新しい。『ラスト サムライ』(03/エドワード・ズウィック監督)では、俳優としてハリウッドデビューを果たしている。

原作:深町秋生「ヘルドッグス 地獄の犬たち」
(角川文庫/KADOKAWA刊)

9.16 FRI 真実は、絶対明かせない